[その2]日本家屋(古民家)再生

日本家屋再生修復の手法

 

建物全体の痛みを調査する

建物の床・天井を剥がして柱・梁の痛みを建物全体調査をします。

家の傾きと床の沈下だけを簡単に調べる業者が多いですが、
見える所だけ調べてもなにもなりません。

傾きや沈下はそれほど重要な問題ではありません。

見えない所に腐朽や食害を見つけることが肝心です。

 

構造に合わせて再生する

再生する建物が持つ構造特性に合わせて再生をします。
家の造り方は地域により個性があります。

再生する家の構造特性を無視してリフォームすると
耐震性を壊すリフォームになってしまいます。

元々平屋に無理して二階を載せたり、
構造を無視した間取りのリフォームは禁じ手です。

そうするには柱・梁の木組にかなり手を加えます。

構造に合わせると今のライフスタイルに
合わないイメージがあるかもしれませんが。

在来工法よりシンプルな木組みが多く、
上手く知恵を使うと快適な住まいになります。

発想の転換と柔らかい知恵が沸くかどうかが決め手です。

 

古くても快適な住環境へ

再生の場合建物が古いので寒さ・暑さを我慢させる業者もいますが。
断熱工事を正しく行えば次世代省エネ基準は十分クリアーできます。

注意点は断熱材にGWやRWは使わないこと。

土壁は吸放湿性能が高くそこにGW・RWを使うと
結露してカビ発生の原因になります。

断熱材はセルロースファイバーや羊毛など自然素材を使います。

快適な環境には隙間がない断熱が必須なので
私はセルロースファイバーを使っています。

 

再生は文化を次世代に受け継ぐ架け橋

私は再生する家が持っている個性を大事にします。

安易にデザインを奇抜にしては再生する意味が無くなります。

それまで受け継いだ文化を次の世代に
渡すのが再生の大事な意味です。

家が持っていた価値・意味を掘り起こして
再生するのが重要です。