3階建ての木造建築規制緩和へ

木造住宅、高さ規制緩和 3階建て省エネ普及―国交省
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120300317&g=soc

国交省は3階建て木造住宅を建てやすくするため、建物の高さ制限を今までより緩めて確認申請手続日数と申請に関する費用を減らすように法改正のたたき台を作成しました。来年の通常国会に提出して法改正を目指す発表をしました。

都市部は3階建ての住宅が増えています。私も準耐火木造耐火木造で3階建を設計しています。

現在の高さの制限は「高さ13m又は軒の高さ 9mを超える木造は構造計算適合判定の対象」としています。高さを超えた木造は構造適合判定の手続きが必要なため、確認申請手続きに平行して構造計算適合判定を費用をかけて行います。

手続と費用を掛けないように制限を越えないように設計するのですが、そのため天井の高さを標準的な2.4m取れない建て方で設計しています。

また最近の戸建住宅は、高断熱・高気密の省エネ性能の設計で熱交換換気を組み込んで建てて快適な住まいにする方が増えています。屋根の断熱材の厚さと熱交換換気のダクトを組み込んで設計すると、普通の建売住宅より高さがほしい設計になってしまいます。

国交省の試算によると、通常の3階建て住宅の高さは平均 12.9m、今後の省エネ住宅の平均は15.5mになると試算してそれを新しい制限の基準で参考にしたようです。

そこで今回の緩和策は建物高さ規制が今までの基準「高さ13m又は軒の高さ 9m
を超える木造は構造計算適合判定の対象」から「高さ16mを超える」に緩和した制限になります。軒高さの制限は明確にしないで高さだけを制限します。

構造計算適合判定を手続なく構造設計して普通の確認申請手続きで済むので建主の負担が減ります。費用で30万円ほどが負担なく快適な3階建て住宅が建ちます。高さ16mまで可能になるので小屋裏収納も使いやすい高さで作れそうです。

この高さ制限の緩和はどんな木造建築に適用されるので店舗やオフィスの木造3階建でも使えるので今まで鉄骨で建てていたのが木造で建てるのも増えていくと思います。鉄骨3階建てより省エネ性能が高い木造3階建で作るのが可能です。

この緩和策で法改正されると高さ16mを超えない木造3階建は構造計算適合判定の対象とならず、申請費用も確認申請の費用だけで余計な負担がなくなります。

木造3階建を考え中なら法改正にタイミングを合わせて設計をするといいと思います。