十条駅付近連続立体交差事業に 関する環境影響評価調査計画書に関する意見

十条駅付近連続立体交差事業に関する環境影響評価調査計画書に関する意見書を

東京都環境局土地地球環境部環境都市づくり課へ送付しました。

========================

東京都環境局土地地球環境部環境都市づくり課 宛

環境影響調査計画への要望

東日本旅客鉄道赤羽線十条駅付近連続立体交差事業(以下本事業)については

1976(昭和51)年度、北区が国鉄の赤羽線輸送力増強計画へ同意するにあたって、

十条駅付近の地下化を主要条件とすることを提示。

そして1983(昭和58)年度、北区議会は地下化を決議しています。

また、2014(平成26)年度には適切な構造形式により立体交差化を区区議会にて決議しています。

今回本事業の住民説明会において本事業は地下化を諦め高架化とした説明がありましたが、

その内容は工事費用の比較が無く、加えて環境影響の比較が行なわれていないお粗末なものでした。

東日本旅客鉄道会社及び東京都・北区の本事業関係者は、本事業の提案を行なうに当たり、

環境保全の見地からそれぞれが担うべき責任ある業務を放棄し、

行なうべき作業を棚上げにし、一方的な結論を押し付ける事業提案を行なっています。

環境影響調査は東京都が環境保全の見地から担うべき責任を果たし、

行なうべき作業を実施し、科学的検証となるよう要望をします。

具体的な要望

住民の意見を踏まえ、北区議会および北区から地下化の議会決議・事業への条件として提示しています。

本事業の環境影響調査は高架化による環境影響にくわえ、

現状の鉄道による環境影響、さらに地下化による環境影響を調査し、

それぞれの調査結果を関係住民に公表し、

それぞれの環境影響を科学的に比較し学ぶ事が出来るものを要望します。

事業の整備地区は高台にあり荒川から川風による穏やかな通風が確保される環境の良い地域である。

本事業による通風への影響も調査行なう事を要望する。

高架を支持する現場造成杭により離れているマンションへの振動被害調査を要望する。

高架により鉄道の位置の変化が及ぼす騒音の被害範囲拡大の調査を要望する。

高架による駅位置の変化が及ぼす騒音被害範囲拡大の調査を要望する。

以上